それに対して、豆腐500g(1.2丁で計算)の製造に使われる水は たったの75リットルです。
※環境省バーチャルウォーターのサイトで様々な食品の仮想水を計算できます。
食生活によって一日に消費する水の量がこれだけ変わります。
(※エコロジカル・ダイエットP331 )
米国では260万エーカー(約1億4,000万㎡)の森林が、 家畜用の穀物生産のために切り開かれました。
1秒間に、テニスコート20面分の天然林が消失しています。
農地の68%が家畜の餌のために使われているのが現状です。
砂漠化に多大な影響を与える肉食をしながら、植林をするのは矛盾していますね。
(参考:1 2 3 4)ちなみに、石油だけでなく畜産では電気もたくさん使っています。
化石燃料は何億年もかかってつくられた有限の資源なので節約しないともったいないですね。
一酸化二窒素、メタンガスを含む温室効果ガスで比較すると
140倍もの差があります。 (じゃがいもと牛肉の比較)
電気自動車に乗り換えるより、ベジタリアンになる方が
温暖化対策として有効だと言われています。
畜産動物は人間の数10倍~数100倍の排泄物を出すと言われています。
抗生物質やホルモン剤が糞尿のなかに残留して排出されることによる土壌汚染、
糞尿から排出される硝酸性窒素やクリプトスポリジウム(原虫)による地下水汚染は
地元の人にとっては悪臭や騒音も含め、深刻な問題です。(コトバンクより)
日本では1年間に8~9000万トンの家畜排泄物が出ています。(東京ドーム75個分:出典)
多くが堆肥化され畑に撒かれていますが、この家畜排泄物由来の堆肥による環境汚染も問題です。(出典)
そして、浄水処理には多くのエネルギーを消費します。
肉食が増えたことにより、飼料をたくさん生産しなくてはならなくなり
農薬・化学肥料を大量投入したための土壌汚染・河川汚染も起こっています。
海では「赤潮」といってプランクトンが大量発生し、海が赤く染まる現象が起きています。
赤潮が発生すると海中の酸素が不足したりして、生態系が崩れてしまいます。
放射性廃棄物のように、家畜排泄物も処理しきれなくなるような気がします・・・
現在の地球温暖化の50%以上が
畜産によるものが原因だと言われています。
羊や牛のような反芻(はんすう)動物は温暖化ガスのひとつであるメタンガスをゲップと共に排出します。
メタンガスは二酸化炭素の20倍の温室効果があります。
メタンは、大気中に放出されてからたったの12年で熱を持ち始めます。(CO2は100年)
地球上のメタン総排出量の37%が畜産から、人類が引き起こしているのです。
国連のレポートでは、食肉産業から排出される地球温暖化ガスは、
世界中のすべての車や船舶、航空機が排出するガスの総量より多いと結論づけました。
肉食を50%減らすだけで、
二酸化炭素は20%減らすことができる。
「京都議定書」の削減目標は6%、これが簡単に達成できますね。
※2010年の時点で、日本は逆に6%増加していますが…。(出典)
このことから、欧米では「ビヨンド・ビーフ」という牛を減らす運動も行われています。
ベジタリアンが100%肉食を減らしますので、
あなたはまずは週に1回ミートフリーマンデーから始めてみませんか?
(※ミートフリーマンデーオールジャパン)