最初、このアニメがとても良いらしいという情報を得た時にこの1話を観てみたのですが
その時は続きを観てみようとは思いませんでした。
小公女セーラみたいな可愛そうな女の子に同情させる「お涙頂戴系」かと思ったからです。
しかし、この物語は、ここに登場する人たちが生き方を変えたように
観ている私達の生き方も変えてくれる素晴らしいお話でした
30年も前のアニメですが、ぜひ
子どもたちに見せたい作品のひとつです。
お母さんとお父さんを亡くしたポリアンナは、お母さんの妹のパレーおばさんに引き取られました。
意地悪なパレーおばさんと天使のような少女との掛け合いが時々笑えるのです。
おばさんが罰を与えたり、意地悪したつもりでも
なんでも喜んでしまうスーパーポジティブなポリアンナ(笑)
どんな状況からでも喜びを見つける「よかったさがしゲーム」をみんなに広めていくのです。
ポリアンナはみんなに幸せになってもらいたくて、みんなのためにも良かったを探します。
とっても前向きで明るいポリアンナ。
健気に微笑む姿をみてメイドのナンシーは、泣きながら
「天からまっすぐ降りてきた天使のようなお方・・・」と言います。
純粋なポリアンナを見ていると、私も心が洗われるようです。
聖書の中には800も喜びの言葉があります。
神様が800回も喜べとか楽しめと言うのは、
私達みんなが喜ぶことを望んでいるから。
ポリアンナの父、ジョン牧師は言います。
だから私達は、一生をかけて喜んだり楽しんだりするべきなのですね。
周りの人もみんなポリアンナに影響されて、優しくなっていきます。
誰とも口を利かないような人や、スーパーネガティブな人も
ポリアンナのペースに巻き込まれて、みんなが幸せになっていきます。
ついには、喜びをどうしても探せないような不幸がポリアンナに訪れます。
そんな問題をポリアンナはどう乗り越えていくのでしょうか。
どんな不幸な出来事もいつか過去になって、未来の自分から見たら、あの不幸な出来事があって良かった!って思えるものなのですよね。とても絶望的に思えるのですが、ぜひ本編をご覧ください。
英慣用句で「pollyanna」は「底抜けの楽天家」という意味があるようです。
もちろん語源はこちらのお話からですが、他にも心理学用語で「ポリアンナ症候群」や「ポリアンナ効果」などという言葉も生まれたそうです。すごい影響力ですね!!
このアニメには私の大好きなチルトン先生が登場します。
とっても優しくて知的で紳士的で非の打ち所のない、非現実的な人物ですが。。。笑
優しい口調がとっても素敵なんです
(ちなみに2年後に気づいたのですが、私の好きな別のアニメキャラと声優が同じでした!)
愛少女ポリアンナ物語は、1部と2部に分かれています。
27話までが1部なのですが、どうか1部だけは観てください!!!
話も27話までで一度完結していますので大丈夫です。
2部は私にとって嫌~~~な展開になるので好きではありません・・・(笑)
1部はテンポもよく終始飽きずに観ていられましたが、2部は概要だけ知りたいと思ってしまいました。
しかし原作とだいぶ違うので両方見てもおもしろいかもしれません。
こんなお話を書けるエレナ・ポーターさんは、本当にすごいなーと感心してしまいました
英語バージョンでしたらKindleで無料でした↓そんなに古い作品だったのですね。
ちょうど今年は作者が亡くなって100年の年でした。