センザンコウという動物を知っていますか?
日本の動物園でもあまり見ないし、メジャーな動物ではないので私は知りませんでした。
※かわいいセンザンコウの親子
センザンコウは、主に東南アジアに生息する、全身が鱗で覆われた、こんな哺乳類です。
アリを食べるらしいので、アリクイやアルマジロに似てますね。ナマケモノにも似ています。
このかわいいセンザンコウちゃんが、密漁によって絶滅の危機なのだそうです。
主に、中国やベトナムで珍味や伝統薬の原料として珍重されているらしく、違法取引量は哺乳類としては世界最大なのだそうです。
HUFFPOST.COMで紹介されていましたが、
押収した3000~4000頭もの冷凍センザンコウが大きな穴の中で焼却処分されていました。
huffingtonpost.com
※リンク先は閲覧注意の画像ありです。
こんなにたくさんのセンザンコウちゃんが密漁され、こうして焼かれて処分されるのは切ないです…。
huffingtonpost.com
これが高値で取引されるセンザンコウの鱗です。
こんなものを手に入れるために、大量に密猟して殺してしまうとは…なんてことでしょう!
漢方薬や魔除けとしても需要があるらしく、難病にかかった人が藁にもすがる思いで手を出すのかもしれないと思うと複雑な思いになりますが、そんな数が必要でしょうか。
今では薬効はないことが医学的に確認されているのですが、それでも密輸入が行われているそうです。
探してみたら日本でもセンザンコウの革製品が売っていました。