せっかく千葉県に住んでいるのだから、香取神宮や成田山などの有名なパワースポットに行きたいのですが、あちらの方まで行ったら鹿島神宮もあるし、どうせならまとめて泊まりで行きたい・・・と思っていたら、もう5年も経ってしまいました。いつ行けるやら。
とりあえず近い所から攻めていこうと思い、近場ではまあまあパワースポットと噂(グーグルマップの口コミより)されている「千葉神社」へ行ってみました!!
近いと言っても家からは45分くらい電車に乗ります。
地図を見ると分かると思いますが、実は千葉駅は幕張よりも先で東京からけっこう離れているんです。
県庁所在地ですが、千葉県民として県庁に用事があることは…なんかあるんでしょうかね。
基本情報
- 名称:妙見本宮 千葉神社(みょうけんほんぐう ちばじんじゃ)
- 主祭神:北辰妙見尊星王(ほくしんみょうけんそんじょうおう)
- 住所:千葉県千葉市中央区院内1-16-1
- アクセス:JR・京成千葉駅より徒歩15分ほど
- 参拝時間:開門時間 6:00~18:00
- 電話番号: 043-224-2211
- webサイト:https://www.chibajinja.com/
「北辰」というのは、天の中央にある星「北極星と北斗七星」の御神霊(?)のことで、通称「妙見様」だそうです。
平たく言えば「北極星信仰」ってことでしょうか?
ウェブサイト上ではもっと厳かな言葉遣いをされていますので、さらに意味がわかりにくいです。
妙見様は星の王であるとか(星という国家でもあるのでしょうか?)、古事記ではどーのこーのと書かれていましたので、興味がある方は公式サイトを御覧ください。
また、千葉市観光ガイドに「日本で唯一、上下に拝殿を有する重層社殿」と書かれていましたので、社殿は見ものかもしれませんね!!
また「あらゆる守護能力を発揮する神様として庶民間に広く尊崇されております。」とのことですので、一般人はこちらのご利益を求めてとりあえず参拝されてもよろしいかと思います(笑)
尊王殿
千葉駅は県庁所在地なだけあって、駅は大きいです。
モノレールが走っていて、街の雰囲気はおもしろいと思いました。
私はグーグル道案内に従ったのと公園を通りたいと思ったので、やや道が複雑で少し迷ってしまいましたが、アクセスとしては、モノレール乗り場方面に出て「千葉駅前大通りを」真っ直ぐに進み「妙見通り」を左に曲がって450mほど進めば右手にあるので簡単です。
妙見通りは神社の裏側なので適当に、先の国道まで出るとかして鳥居のある側へ行ってみてください。
参道とかはないです。
公園を通ってくると鳥居はないのですが「尊王殿」から入ることが出来ます。

こちら神社建築では珍しい楼門と社殿の複合建築物で、千葉神社開創1000年を祝して平成10年に作られたそうです。だいぶ新しい建物だったのですね。
もともとあった山門は空襲で消失してしまったそうです。

神社なのに山門??
という疑問は、今はスルーし、こちらの尊王殿の中に「福徳殿」があります。


ウェブサイトの説明によると「方位方角・五行・十二支・人間の身体各部等の役割を、八角形に配された八つの各星宮が個々に担い守護しています。」とのことです。




妙見様は陰陽道や九星気学・風水学と関わり深いそうで、細かい部分は気が付きませんでした。無意識に動物の彫刻に目が行きました。上手だなぁと。
そういえば千葉市観光ガイドに 「人の星=運命を司り、悪い星を除け善い星へ導く厄除開運と、方位方角に関わる災いを避ける八方除。二つの力を求めて多くの参拝があります。」 と書かれていましたが、占いで運命のことを「星」と言いますね。
神社の神様というと、神話の神様や歴史上の人物のイメージでしたが、日本は八百万の神ですから、いろいろなものに神様が宿っているのでしたね。
「日本有数の「妙見信仰」の中心でもある。」とも書かれていたので、このような神社が他にもたくさんあるみたいですね。
が、気になってちょっと検索してみたのですが、こちらのページには載っていませんでした。→日本の神の一覧(wikipedia)
さらに「妙見信仰」を調べるとコトバンクに以下の紹介がされていました。
北極星を神格化した妙見菩薩に対する信仰。 日本の密教では,この菩薩を本尊とし,眼病平癒のために妙見法 (北斗法,尊星法) という修法を行う信仰がある。



菩薩て、仏教!?
千葉神社のサイトを見てみたのですが、文章が堅すぎて頭に入らないため、wikipediaで「千葉神社」を検索してみました。すると、もともとはお寺だったのですが、明治初年の神仏分離によって神社になったそうです。
なるほど、だから尊王殿が作られる前にあったのが「山門」だったのですね~。
妙見菩薩を信仰するのは偶像崇拝に当たるのではないかと考え、神社を選択したのかもしれませんね。しかし、他に妙見菩薩を信仰する神社は見つかりませんでした。多くはお寺での信仰のようです。
さらに、もともとは千葉家の守護神が北辰であり、千葉さんがそれをご本尊とするお寺を作ったのが発祥だそうです。千葉氏がここを本拠地としたため千葉市になったそうです。千葉という地名はその時すでにあったようですが、千葉氏、すごい人だったようです。鎌倉幕府成立にも貢献したとか。
詳しくは、マンガ「千葉常胤公ものがたり」を御覧ください。(pdfが開きます)
社殿
さて、神社紹介に戻ります。
千葉神社は小さな神社で、尊王殿を抜けると目の前にもう社殿があります。


これが噂の重層社殿ですね。
すみません、前情報なしで行ったので、二階建てになっていることに気づかず「ふ~ん」て感じで写真1枚で終わってしまいました。もっと下がって広角で撮影すればよかったです。。
左側にたくさん摂社・末社がありますが、すぐ左隣にある「千葉天神」は、けっこうメインな存在のようです。 勉強の神様「菅原道真」が祀られていて、合格祈願の参拝者がたくさん来ているようです。
私も受験はしないけれど、健康情報とかよく勉強するので覚えたことを忘れないように祈願すればよかったです。
万物の根源は五行(木火土金水の五気)
また、境内に貼られていた説明文によると、下記の5つを実行するとさらなる霊的効果を得られるとのことでした。
(木)祈願符・・・よくわかりませんでした。5,000円のご祈祷のことかな?
(火)火美香・・・この紙が張ってあった場所です。天神様のすぐ正面に置いてありました。
大きく立派な香炉が置いてあり、天神様より先に目に付きました。
こちらは無料です。
ヒノキの粉がいい香りでした。
燃やしてからやり方イラストが貼ってあったのに気が付きました。
②と④やっていませんが、香りに癒やされたのでOKでしょう。
(土)亀岩・・・火美香の前から後ろを振り向いたところにある大きな木の向こう側にあります。順路としては水が先ですね。とりあえず撫でておきましたが、清め砂ってなんでしょうね? ?
(金)金運宝徳守・・・詳細不明。ウェブサイトにはボケ封じのお守りについては書かれていましたが、金運宝徳守も現地で売っているのかもしれません。すみません、わかりません、ボケ封じの方が気になります。
(水)延寿の井・・・こちらは亀岩の後ろにあります。
チョロチョロと出ていて、汲むのに時間がかかりそうですがペットボトル1本まで持ち帰って良いそうです。 私はひとくちだけ頂いてみましたが、冷たくて気持ちよかったです。
この日はとても暑かったので、熱中症予防にも無料のお水があるのは助かります。
あとでもらいに来ようかと考えましたが、この日ここに戻ってくることはありませんでした。
少し話がそれますが、無印でも最近お水が貰えるようになりましたよね!私は常にお水のボトルを持ち歩いていますが、足りなくなった時にペットボトルを買わずに済むのはエコで嬉しいです!また、無印があればたくさんお水を持ち歩かなくて済むのも助かります。無印の専用ボトルじゃなくてもOKなので、みなさんもご利用ください。
→参考:無印良品の、水プロジェクト
で、こちらの五行ですが、実行するには月1回は来なければいけませんね。
実践している人はいるのでしょうか・・・?
しかし観光としてこういうエンタメ要素があると面白いですよね!
心身息災・ボケ封じ
そして、 ボケ封じが気になる方へ。
千葉天神の横に「御力石」というのがあります。
手で触れると、光がさし新たな息吹がいただける・・・!?
ボケ封じどころではない、何かすごいパワーが貰えそうな感じです!!
消毒液はありませんが、とりあえず触ってみました。
・・・
特に何も感じませんでした。
ナメック星の最長老様にやってもらえるみたいなやつを期待したのですが・・・・(んなわけない!)
14の末社と光輝柱
そして、亀岩の先へ進むと、同じ形をした末社がたくさん並んでいます。
きっとよくある、稲荷神社とかでしょう・・・と思ってスルーしようとしましたが、よく見たら「星神さま」とか「姥神さま」とか、なにこれー☆ ちょっとおもしろい。
あとは、普通に厳島神社や日枝神社の末社でした。
全部で14社もあります。よく揃えましたね!
末社についての詳細はコチラをご覧ください。興味のある神社へご参拝をどうぞ。
並んだ末社の先には、2本の美しい橋がかかっていて、池には鯉が泳いでいました。
最後に、帰ろうと思ったら尊星殿の隅?に「光輝柱」なる面白そうなものを見つけました。
↑とのことですので、とりあえず言われたとおりにやってみたのですが、人がいるので落ち着きませんでした。 早朝の静かな時間に1人でやってみたいけれども、「延寿」にはそれほど興味がないので、まあいいか。
もう一本あって、そちらは「「陽明柱」に心を鎮めて触れることで、「日天神(=太陽)」の陽気・活性作用をいただき、精神・生活上の加護【豊禄】が得られます。」とのことでした。
千葉神社、最後特に、かなり怪しい感じの神社ですよね。
開運とか、ご利益が盛りだくさんな神社です。パワースポットってそういう意味か。
中の人達は、本気でそう思ってやっているのか、集客のために適当に作ったのか、実際のところはどうなんでしょう?
千葉神社は、参拝客が多いだけあってきちんと整備されていて綺麗な神社でした。
観光としては楽しめると思いますので、近くに行ったらぜひ参拝してみてください。
千葉市美術館
千葉神社の参拝の後、私は神社から300m先の千葉市美術館へ行きました。
この日の企画展はあまり惹かれる内容じゃなかったので、300円の常設展だけ見て(展示数は少ないのですぐに見終わってしまいました)、ミュージアムショップをメインに楽しみました。滅多に買わないけど、ミュージアムショップを見るのが好きなんです。
版画とか全体的に地味な作品が多めな常設展。
そして11時前で併設のカフェはまだ開店していなかったので、素敵な「さや堂ホール」というスペースで優雅に、ペットボトルのお水で休憩しました。
千葉市美術館は建物自体が歴史的建造物で「ネオ・ルネッサンス様式」だそうです。素敵でした。
千葉市美術館ホームページ
そして、モノレールに乗って「蘭々の湯」という温泉施設へ行ってのんびり過ごして帰りました♪
モノレールがアトラクションみたいで楽しかったです\(^o^)/
読んでくださってありがとうございました。